High and dry (はつ恋)

  • 2007/10/14(日) 18:45:51

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よしもとばなな

私は年齢的にばなな世代らしいです。と、以前の記事に書きましたが、ばななさんの本(キッチン、アルゼンチンババア)はあまり好きではありませんでした。そう、この本で過去形になりました。

「キッチン」や「アルゼンチンババア」は読んでても、もうひとつ登場人物に感情移入できなくて・・「ふ〜ん、これが若者の心を捉えて離さない作家とか言われてる人の感性か〜。 ←何か勘違いしてるかも^^;」と読み流してオシマイにした記憶があります。一緒に借りた林真理子さんの方がよっぽど私の肌に合ってま〜す(関係ないかw)

私が人の紡ぐ言葉に何を求めているかというと、小説の場合だと登場人物の心の機微が描写し切れているかに尽きます。傍目には共通項が見出せない人物であっても、自分と相手がどれだけ繋がった実感が得られたかという事に重きを置いています。どれだけ夢を見せてくれたかという事と同義かもしれません、それが私にとってのリアルです。受身でカッチョ悪いけど、相手は架空の小説なんだから許してちょw

それは実年齢が近いとか、生まれ育った環境が近いとか、そういった事だけではなくて・・何ていうんでしょう・・

自分と魂が近い人、その人物が周囲と関わる上での姿勢、自分の人生において真摯に向き合う姿において、自分と共通項が多い人に惹かれます。

基本的に現状に満足する事無く考え続け、動き続け、変わり続けようと踏ん張る人が好きです。それが傍目から見てどんなに奇異で子どもじみた流浪であっても、その人にとって真実への旅における過程なのだから心から美しいと思います。

美しいものが好きです。自分に嘘をつかない人が好きです。自分の人生に責任が伴う事を覚悟の上で、尚且つ気持ちを奮い立たせて夢を追いかける人が好きです。

私がネットで関わらせて頂いた方は、どなたもご自分の気持ち、ご自分の人生に忠実であろうと自分を律しておられました。私はその出会いを誇りに思います。例え自分と相容れない部分があったとしても、私の感謝の気持ちが褪せる事はないのだと思います、今までも、これからも。


この本は誰かと関わる事で新しい自分を見出した主人公と、自分の人生において忠実であろうとする主人公によって、今まで培って来た自分像を打ち砕かれつつも新たな自分を形成していく周囲の人物との相関が実に丁寧に描かれています。

この本を読めば


「今日からあなたも14歳」


なんちってw

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