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「家族の言い訳」森浩美
- 2007/08/30(木) 01:15:20
のっけから「つかみはOK〜」って感じでしたよ^^;
作詞家さんなんですって。
はあ〜、どうりでメッセージがピンポイントな訳だわ^^
短編集なのですけど、どの話もまっすぐに胸を突いて来るんです。
>運転手の話し方は感情を押し殺すように淡々としていて、その響きが余計哀しさを胸の奥まで運んでくる。
>「宗教のことはよく分かりませんが、人は死んだ後、善人は天国へ悪人は地獄へ行くと申しますでしょう、でも私はどんな人も天国に行くのだと思います」
>「悪人も天国へ?」
>「はい、地獄というのは、人の心の中にだけあるものではないのでしょうか?私はそう思います」
>その通りかもしれない。妬みや強欲、そういった醜いものが、人の心には渦巻いている。
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>「何年後になるかは分かりませんが、私も先に逝ったふたりの傍で輝きたいです。そのときがくるまでは寄り道を楽しむように生きたいと思います」
>「寄り道・・・・・?」
>「はい、余生という寄り道です。ですが、人生にはふたつの寄り道があると思います、私の場合のような、余生という寄り道と、休息という寄り道です・・・何も分からない私のような者が申し上げるのも大変失礼かと存じますが、お客様のお仕事のこと、休息という寄り道に入られたと思えば、多少、心持ちも穏やかになられるのではないかと・・・」
>寄り道か・・・。思えばずっと、裏道や抜け道ばかりを探して来たのかもしれない・・・。
〜森浩美「家族の言い訳」 星空への寄り道 より抜粋〜
穏やかな語り口と細やかな描写で綴られる家族模様に自然に感情移入しました。
人生の岐路に立ったとき、いったいどれくらいの人が自分を信じ続けていられるのでしょうか?
相手との関わりの中からどのような気付きを生み出すのでしょうか?
まるで折り目正しく折られた千羽鶴を目の当たりにした時のような力強さに圧倒され、家族に、人生に真正面から向き合う事を問われているような気持ちになりました。
そんな訳で正直、今の自分には少し荷が重かったです^^;
このような直球は、自分の中に埋もれている様々な感情を揺らしますが、人生のどこかで避けては通れない通過儀礼のような役割を担っているのかもしれませんね。
う〜んw
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