縦糸と横糸

  • 2007/07/20(金) 20:16:49

今朝起きたら、主人がリビングで夜を明かした様子で床に転がってた^^;それを見たTが「パパ休みだったら、ボク保育園に行きたくない」と言い出した。お〜!一年ぶりの登園拒否だ、こりゃ参ったね^^;

昨日の夜も主人の帰宅は遅かったのだけど(午前0時半過ぎ)Tは起きて待っていた。ほんとうは11時くらいには寝て欲しいのだけど、一人で寝かしつける気持ちには(今は)なれない(理想は10時就寝、保育園は昼寝があるからね。懇談会でもこの辺りに就寝の家庭が多かった)

帰宅した主人に自作のブロックを自慢げに見せてから、自分の唇をめくって「ボク、ここに傷があるの」と申告。「どれどれ」と覗き込んだ主人が私を呼ぶ。「こいつ、また自分で噛んでるよ」自傷と呼ぶには余りにもお粗末だけど、紛れも無くここ数日間の我慢の爪痕だろう。膝下の掻き傷も軽い水ぶくれを起こしている。言葉にならない気持ちが体を侵している。原因があるから結果がある、わかり切った法則。

「明日してあげられない事は今日もしてはダメよ」H先生の言葉がよぎる。

「T君、今日は保育園お休みできないよ。今日はこの間の月曜日(祝日)のようにパパもT君もお休みじゃないもの」私は感情を交えず淡々と告げる。嫌々スイッチが入ったTは私の声など耳には入らない。それでも今日は休めないと薄々わかっているのは主人を起こさない行動でわかる。やはりTはわかってダダをこねているんだな。こうしてる間にも午前10時!(登園時間は9時)この間の一時間、主人はゴーゴー高いびき。ハッキリ言ってムカツク〜^^;

ナントカ決着が付いて一時間遅れの登園。疲れ切った私に事務所から次長の救いの声が。今日は昨日開催された「ひまわり組」の報告兼、私の相談会(?)の予定で、次長は時間を空けて下さっていたのだ。早速「ひまわり」の部屋に案内してもらう。

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昨日の「ひまわり」は初日という事で自己紹介から始まったらしい。夏の間はクラスでのプール活動が優先のため実質30分くらいで切り上げたらしい。それでも普段と異なるメンバーや教室での活動が変化を厭うTの負担にならない配慮をして頂いた様子だ。

次長の話が一通り終わると、私は気になっている事を切り出した。

私が気になっているのは一年半後の小学校就学に向けての準備だ。具体的に私の住む自治体ではどのような支援が受けられるのか。こればかりは立地が心斎橋の病院では埒が明かなかったし、Tしか子どものいない私には、自分の居住区内の学校の話とはいえハードルが高いのだ。

果たしてこのまま他児と同じように一律的に就学を迎えたとして、何のフォローも無ければ集団の中でTが適切な言動を取れるとは到底思えない。こればかりは自治体によって差が大きいため、地域に密な情報が欲しい所だ。私は見通しが欲しかった。

「お母さんの不安な気持ち、わかるわ」次長は続けて話し始めた。

「就学前に必要な準備ってなんだと思う?」

「自分の事が自分でできる事ですか?」私は答えた。

「そうね。自分の持ち物管理も欠かせないわね。そのために3歳児クラスから朝の会で皆で集まって、一日の予定をボードに書いて園での生活の見通しを意識してもらう事を始めたわよね」

私は頷いた。

「4歳児クラスになったら班を作って、お当番制度を通して集団の中での自分の役割を意識してもらう事を始めてるよね」

再び頷いた。

「この二つだけ取り上げてみれば何という事のない一日の一コマで、漠然とし過ぎてお母さんの考えるような就学準備とは思えないかもしれない。だけど、子どもは大人と違って基礎抜きでの細かい計画は理解できないものなのね」

ただ頷くだけの私^^;


「縦糸と横糸の話を聞いた事がある?」

私は首を振った。

「就学前の子どもは織りものでいえば縦糸をしっかりと張る時期なの。そして小学校に入学してから横糸を織り込んでいく。横糸を織り込むことで縦糸はほとんど見えなくなってしまうけれど、縦糸がうまく張られていないと横糸はうまく織り込めないものなのね」

「縦糸はほとんど見えなくなってしまうけれど・・」私は思わずその言葉を反芻すると、「縦糸がうまく張られていないと横糸はうまく織り込めない」次長が後を取って下さった。私達はしばらく沈黙しました。

「5歳児クラスになったら、年長さんとして他児クラスのお手伝いに入ってもらうの。お兄さん、お姉さん先生ね。どのような過程においても、集団から学び生かされる事が大きいと思うの。Tちゃんがどれだけクラスの子達にフォローしてもらってるか、お母さんは知ってる?私達大人が頼まなくても進んでやってくれている子の存在に、Tちゃんがどれだけ助けられているか。共感された経験無しに誰かに共感する事ができないように、ただ上から保護者目線で構えていては、どんな就学準備も子どもの共感は得られないでしょうね」

耳が痛っw

とりあえず、育児(心理)相談の先生が、次回巡回来園した時に紹介頂けるそうです〜^^;

この記事に対するコメント

NoTitle

次長先生の言葉、やっぱり長年先生をされた(?)だけあって重みが伝わります。育児って経験値が少ないものだから、かえるさんのとまどいや不安も分かる様な気もします。もちろん全てではありませんが。

縦糸や横糸をしっかり強く編んでいけたらいいのですが、僕にも分からないです。

  • 投稿者: ピース
  • 2007/07/21(土) 06:09:12
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ピースさんへ

親だから、親にしか出来ない役目があるでしょう?と力んでしまって、小手先でどうにかしようという考えを見透かされたみたいでした^^;経験値が少ない分をテクニックで補おうと考えて勉強する事は悪い事じゃないけど、そこに相手と寄り添う気持ちが無ければ・・・・・・と言われているようでした(いや、言われてるんだけどw)

考えてみれば命あるものが相手で、その可能性を自分の枠にはめて理解しようとする行為がおかしい訳で、相手の世界や存在をそのまま見つめて共有できれば(今は)いいのかな。ナントカしようと思う事が不遜だと(これまた極端な大風呂敷を広げましたよw)

就学前は本人がまだ明確化されていないので、親の力量が問われるから私が前へ出なきゃ!と思い込んでる部分(こだわりw)があって・・・・・・だけどピースさんのブログを拝見していると思春期には思春期の大変さがあって、(子どものキャラが)明確化されて来たからといって理解できる事が右肩上がりで増えていく訳でもないんだなあと。

最後まで諦めず、放り出さず、逃げ出さない事が親・・・・・なのでしょうか。いちいちこのように結論付けるのは私の悪い癖です。だって決め付ける方がラクだから・・・・・^^;

思いつくまま書いていたら長文になってしまいました、すみませ〜ん!コメント嬉しかったです、ありがとうございました^^

  • 投稿者: かえる
  • 2007/07/21(土) 11:12:12
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NoTitle

確かにT君にはT君の世界や個性があるわけだから、親の枠云々を言う事は不遜な事かも知れません。

だけどこれからの長いT君の人生において出会う数知れないたくさんの人達の中で、たったひとりくらい(いやお2人か)不遜な考えをしたって構わんのじゃないかと思うんです。限度さえ間違えなければ。

たぶん僕は間違った考えをしてるのですが、ことごとくムスメ達にハジキ飛ばされてるから…。

  • 投稿者: ピース
  • 2007/07/21(土) 18:59:22
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ピースさんへ

ハッとしました。

そうですね、私にとってTがかけがえの無いように、Tにとってもそうなんですよね。Tにとって、私は「立ち入る」事を許される人間の一人である事は間違いないです、今までも、これからも。ステキなパートナーにバトンを託して引退はまだ早過ぎますもんね^^

たくさん愚かな分、たくさん素直でいたいですね^^ハジキ飛ばされてもw

  • 投稿者: かえる
  • 2007/07/22(日) 02:06:20
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